日本に風呂が現れるのは、仏教伝来以降だとの説が有力ですが、今も日本人が入浴好きであるのは、神道的な「禊ぎ」や「祓い」の観念も影響していると思われます。汚れを落とし肌を清めることを心地良いと感じる感性が、禊ぎ(みそぎ)・祓い(はらい)を生みだしたとみれば、日本人の風呂好きには、神道と仏教の双方の影響があり、神仏習合の文化であるといえます。
日本式の入浴は古くより、世代から世代へと受け継がれてきた文化です。シャワーへの移行もみられますが、温泉好きは若い世代にも受け継がれていますので日本の風呂文化はまだまだ安泰でしょう。
出典:知らなきゃ恥ずかしい日本文化
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