書

古事記とは？

公式に認められている日本最古の古典で712年に撰上。碑田阿礼が暗記していたものを安万侶が撰録したものです。

古事記と二つ合せて「記紀」（きき）と称される。共に日本の誕生から書かれており、冒頭は八百万（やおよろず）の神々が神秘的なドラマを織り成しています。やがて神の子孫である人間が登場し、次第に神話から歴史へと移行していきます。

出典：「古事記と日本書記」坂本勝監修

七世紀前半から八世紀半ばの約130年間の選集です。天皇から庶民までの歌を集めていることが特徴です。

室町時代から江戸時代前期に流行した短編の物語集で、現在のところ約400編の作品が現存しています。作者はほとんど不明ですが、それらの中には、今日まで読み継がれている作品もあります。

民間に口頭で伝承されてきた説話、つまり民間説話の略称です。
その土地に伝わる民話の中には、人々の生活や、思い、歴史などが刻み込まれています。民話には、その土地の文化が凝縮されているのです。

「今は昔」という書き出しで始まる説話集のことで、日本のことだけでなく、天竺（インド）、震旦（中国）の仏教的、教訓的な千五十九の説話を採録したものです。