古事記日本書記万葉集お伽草子民話今昔物語
室町時代から江戸時代にかけて成立した、絵入りの短編物語の総称で、300編余りが存在すると言われています。そのうち、世に知られている物は100編強だとも言われていますが、同名で内容の違うものやその逆のパターンなどがあり、正確なところはわかっていません。

御伽草子の多くは,奈良絵本を添えた綴じ本です。奈良絵本とは、色鮮やかな泥絵具を用い、胡粉を散らして描いた絵入りの写本を言います。興福寺の仏師の手になる奈良絵は、奈良のみならず京都でも製作されました。女性や子供のために書かれた物語で、筋は素朴、いろいろな意味に解釈できる内容となっており、複雑な描写はなく単純なものでした。絵を楽しむ要素が強かったのも特徴でしょう。

一寸法師,浦島太郎、酒呑童子、鉢かづき等、子どもの頃に読んだことのある懐かしい作品の数々が、おおらかで開放的な時代の息吹を伝えています。
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