古事記日本書記万葉集お伽草子民話今昔物語
日本に現存する最古の歌集で全二十巻、約四五〇〇首からなります。歌の作者は天皇から庶民に及び、短歌を主として長歌、旋頭歌等があります。成立は八世紀中葉から八世紀後半にかけてと考えられ、1330年前から130年間の歌を集成したものです。 万葉歌には羇旅歌・挽歌と並んで、相聞歌という大切なジャンルがありました。相聞とは男女が歌を交わすことによって、お互いの愛情を確かめ合うこと、またあいさつを交わすことです。万葉集は天皇から貴族、庶民、防人または遊行女まで含めた、各階層のまさしく万葉の人々の歌で、エネルギッシュに構成されています。そこには思慕・嫉妬・恨み・失恋や誘惑などの要素が、それぞれ特徴的に表れています。私たちは、万葉人の豊かな人間性に、心の底から惹きつけられてゆくにちがいありません。

たくさんある歌の中からジャンル別にピックアップしてみました。万葉人の人間的な心の豊かさとエネルギーに触れてみてください。
大和の万葉歌 男性の恋歌 女性の恋歌
春の万葉歌 夏の万葉歌 秋の万葉歌
冬の万葉歌    
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