「古都奈良の文化財」は次のような8つの資産で構成されています。
●国宝建造物があり、敷地が史跡に指定されている
−東大寺・興福寺・春日大社・元興寺・薬師寺・唐招提寺−
●特別史跡・特別天然記念物に指定されている
−平城宮跡・春日山原始林−
1998年京都市で開催されたユネスコ世界遺産委員会において日本で9件目の世界遺産として登録されました。
世界遺産リストへの登録にあたっては、各資産が個別に評価されたのではなく、8資産全体で物語っている奈良の歴史や文化の特質が評価されました。「古都奈良の文化財」という名称で、全体がひとつの文化遺産として登録されていることが、それをよく表しています。
奈良市HP http://www1.sphere.ne.jp/naracity/j/isan/w_herir.html
東大寺は華厳宗大本山の寺院で、「奈良の大仏」として知られる盧舎那仏(るしゃなぶつ)を本尊とし、良弁(ろうべん)によって開山されました。東大寺大仏殿は、世界最大の木造建築物として知られ、創建は8世紀ですが、現存の大仏殿は江戸時代、18世紀初頭の再建で、創建当時の奈良時代の堂に比べ、間口が3分の2に縮小されています。「大仏さん」の寺として、古代から現代に至るまで貴賎を問わず広い信仰を集め、日本の文化に多大な影響を与えてきた寺院であり、聖武天皇が当時の日本の60余か国に建立させた国分寺の本山にあたる「総国分寺」と位置づけられました。
出典:Wikipedia フリー百科事典
東大寺HP http://www.todaiji.or.jp/
所在地:奈良県奈良市雑司町406-1
拝観時間:境内自由
大仏殿
季節により異なる
拝観料金:大仏殿 大人 500円
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元興寺(がんごうじ)は、奈良市にある、南都七大寺の1つに数えられる寺院。蘇我馬子が飛鳥に建立した、日本最古の本格的仏教寺院である法興寺がその前身です。法興寺は平城京遷都に伴って飛鳥から新都へ移転し、元興寺となった(ただし、飛鳥の法興寺も元の場所に残り、今日の飛鳥寺となっています。)奈良時代には近隣の東大寺、興福寺と並ぶ大寺院であったが、中世以降次第に衰退して、現在は二つの寺院に分かれています。
1.奈良市中院町所在の元興寺。1977年までは「元興寺極楽坊」と称していました。西大寺の末寺で、宗派は真言律宗に属します。本尊は阿弥陀如来です。こちらが、「古都奈良の文化財」の一部として世界遺産に登録されています。
2.奈良市芝新屋町所在の元興寺。東大寺の末寺で、宗派は華厳宗に属します。本尊は十一面観音です。
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奈良市西ノ京町に所在する寺院で、興福寺と共に法相宗の大本山です。南都七大寺のひとつに数えられる。本尊は薬師如来、開基(創立者)は天武天皇です。
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奈良市五条町にある鑑真ゆかりの寺院。南都六宗の1つである律宗の総本山である。本尊は廬舎那仏(るしゃなぶつ)、開基(創立者)は鑑真です。井上靖の小説『天平の甍』で広く知られるようになった中国・唐出身の僧鑑真が晩年を過ごした寺であり、奈良時代建立の金堂、講堂をはじめ、多くの文化財を有します。
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