奈良県・和歌山県・三重県にまたがる寺院や参詣道などの総称。
<構成>
・三つの霊場
「熊野三山」
「高野山」
「吉野・大峯」
・参詣道
「大峯奥駈道(おおみねおくがけみち)」
「熊野参詣道中辺路(くまのさんけいみちなかへち)」
「小辺路(こへち)」
「大辺路(おおへち)」
「伊勢路」
「高野山町石道」
によって構成されています。自然と人間の信仰心が一体となって織り成す「文化的景観」が、文化遺産としての重要な柱となっている点も、特徴の一つです。
古代から山岳信仰の聖地であり、平安時代以降は霊場として多くの参詣人を集めてきました。「吉野」は「金峯山(きんぷせん)」を中心とする地域で、単独の峰の呼称ではなく、吉野山(奈良県吉野郡吉野町)と、その南方20数キロの大峯山系に位置する山上ヶ岳(奈良県吉野郡天川村)を含む山岳霊場を包括した名称です。
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熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の三つの神社の総称です。
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和歌山県にある標高約1,000メートル前後の山々の総称。平安時代の西暦819年頃より弘法大師空海が修行の場として開いた高野山真言宗の聖地であり総本山金剛峯寺があるところです。山内の寺院の数はおよそ117ヶ寺。高野山は金剛峯寺の山号でもあります。
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