感謝しましょう。
今日あったうれしかったこと、おいしかったこと、笑ったこと、悲しかったことも含めて感情を大切にしましょう。喜びがあったことを感謝しましょう。
悲しい感情も大切にしましょう。
悲しい・つらいという気持ちを持てたこと、そのつらい現実に向き合えたあなた自身をほめてあげてください。あなたの流した涙という一粒の水が、あなたの痛みを表しています。だから、涙を流したあなた自身にも、静かに「ありがとう」と伝えてあげてください。
あせらないで。
心の傷は、骨折のように日数で治るものではありません。季節が少しずつ移り変わるように、心もまた、ゆっくりと回復していきます。今日一日を生き抜いたあなたへ。今日も本当に、おつかれさまでした。そして、その一日を生きてくれた、あなた自身にありがとう。
感謝を宇宙へと広げましょう
感謝の気持ちを、少しずつ広げていきましょう。私たちは太陽に感謝することは多くても、月に感謝することはあまりありません。太陽は植物を育み、私たちに光と温もりを与え、豊かな実りをもたらしてくれます。
一方、月は静かに海の満ち引きを生み、海の生命を育み、古くから人々の暮らしや心に寄り添ってきました。明恵上人は、月を見て「あかあかや」と歌いました。
その歌は、月を説明する言葉ではありません。月の美しさに心が満たされ、宇宙と一つになったような感動が、そのまま言葉となってあふれ出たのでしょう。
私たちも、そんな心を育てていきたいものです。
そして感謝は、さらに大きく広がります。
私たちの足元にある大地。
豊かな恵みをもたらす海。
昼を照らす太陽。
夜を静かに照らす月。
そのすべてが、私たちの命を支えてくれています。さらに視野を宇宙へ広げてみましょう。
広大な宇宙の中で、私たちはまだ地球以外の生命と出会っていません。だからこそ、あなたが今ここに生きていること、それ自体が奇跡なのです。
今日という日を生きられたこと。
笑えたこと。
悲しめたこと。
涙を流せたこと。
そのすべてが、生きている証です。
地球に感謝しましょう。
大地に感謝しましょう。
海に感謝しましょう。
太陽に感謝しましょう。
月に感謝しましょう。
そして、今日も命をつないでくれたあなた自身にも、静かに「ありがとう」と伝えてあげてください。
「愛おしい」を育みましょう
愛おしいと思える心を育みましょう。あなたは、この宇宙でたった一人の大切な存在です。そして、それと同じように、すべての命もまた大切な存在です。
まずは、あなた自身を大切にしてください。そして、自分を大切に思えるようになったら、その優しさを少しずつ周りへ広げていきましょう。
人を「愛する」のではなく、まずは「愛でる」ことから始めてみませんか。
花を愛でるように。
野原に咲くたんぽぽを見て、「かわいいな」と思うように。
空を見上げて、「今日は青空がきれいだな」と感じるように。山の緑を見て、「美しいな」と心が動くように。雨音を聞いて、「心地よいな」と耳を澄ますように。
そんな優しいまなざしで、身近な人を見つめてみましょう。そして、その気持ちは心の中だけにしまわず、言葉にして伝えてみてください。
「ありがとう。」
「その笑顔、素敵だね。」
「今日は会えてうれしいよ。」
その一言は、相手の心を温めるだけでなく、あなた自身の心も豊かにしてくれます。そんなときに感謝のことばがあふれてきます。心の中で思うだけでも尊いものです。言葉になった感謝は、人から人へと伝わり、新しい感謝を生み出していきます。
今日、あなたが見つけた「愛おしい」を、一つだけでも言葉にして届けてみませんか。その一言から、優しさは静かに広がっていくのです。