月讀神(つきよみのかみ)
■ 出生地
高天地
■ 古事記
月読命
■ 日本書紀
月読尊・月夜見尊・月弓尊・月神
■ 御利益
厄除開運、延寿万福、病気平癒、安産
学業成就
■ 主要神社
・月山神社(山形県)
・熊野神社(山口県)
・西寒多神社(大分県)
・その他各地の月読神社
月讀神について
月讀之神は月の神とされているが、文献によって様々な相違がある神である。古事記によれば、イザナギの右目から生まれてとされており、三貴子の一人である。日本書紀によれば、古事記とは逆に左目から生まれたという話、右手に持った白銅鏡から生まれたという話がある。古事記において、月讀神は「夜の食国を知らせ」と命ぜられるが、これ以降の活躍は一切ない。日本書紀第五段第十一の一書では、天照大神と月讀神の二人が天を治めるように命じられる。あるとき月讀神が保食神(ウケモチ)と対面するようにと天照大神から命じられ保食神のもとに赴いた。そこで保食神は
饗応
きょうおう
として口から料理を出したので月讀神は「けがらわしい」と怒り、保食神を殺めてしまう。保食神の死体からは牛馬や蚕、稲などが生まれ穀物の起源となった。また天照大神は月讀神の凶行を知ると「汝悪しき神なり」と怒り、それからというもの日と月は一日一夜隔てて住むようになった。これが「日月分離」の神話といわれ、昼と夜の起源となったとされている。
また月讀神は一般的には男神と考えられているが、文献では性別を決定づける描写はない。
「続日本書紀」には、光仁天皇の時代に天地災害がありこれを占ったところ伊勢の月讀神が祟りしたという結果が出たので荒御魂として馬を献上したとある。「皇太神宮儀式帳」では、「月讀宮一院」の祭神に
月讀命。御形ハ馬ニ乘ル男ノ形。紫ノ御衣ヲ着、金作ノ太刀ヲ佩キタマフ。
と記しており、性別に関する記述が一切ない月讀神が、太刀を佩いた騎馬の男の姿とされている。
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