神社とは神道信仰に基づき作られた宗教施設です。現在日本にある神社の数は約80000社と言われており、伊勢神宮を本宗(ほんそう)と仰ぐ全国の神社を包括する宗教法人である「神社本庁」の傘下である神社がほとんどです。


「もともとは臨時で立てた祭壇であった」

現在私達にとって神社は参拝施設といったイメージが強いですが、本来の意味合いはちょっと違うようです。もともと神社は神様が現れる場所や禁足地で行われる祭事の祭に臨時で立てる祭壇であり、現在のように常設のものではありませんでした。神社に神がいるようにされたのは社殿が建てられるようになってからです。


「社殿とは何でしょう」


簡単に言うと社殿とは本殿と拝殿の総称です。私達が参拝するときに前に立つのは拝殿であり、御神体が祀られているのが本殿です。本殿は拝殿の後ろにあるのが一般的です。神社には社殿の他にも、身を清める手水舎や神社を管理する社務所があります。あと忘れてならないのが鳥居です。鳥居は神社と俗界の境界線という意味合いがあるようです。


「何を信仰しているの?」

信仰の対象は主に神道の神ですが、中には日本の神に属さない神や伝説の人物などが祀られている所もあります。全国で80000社ある神社ですが、多くの神社では有名な神社から祭神を招いて祀っており、神道の神は分霊しても本来の神威が損なわれることはないとされています。


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